ウクライナ、ジョージア、モルドバが EU 加盟申請

世間では、ウクライナ問題、新型コロナ、と暗いニュースばかりですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

1ヶ月ちょっと前のニュースですが、ウクライナ、ジョージア、モルドバの3カ国が EU 加盟の申請を行いました。

EU加盟国 ウクライナなどの加盟交渉に向け 手続き開始で合意 | NHK | ウクライナ情勢

もちろん、ロシアのウクライナ侵攻がきっかけとなっています。ロシアのウクライナ侵攻については、個人的にも色々な思い・怒りなどがありますが、本ブログではその辺は触れず、ビザ・永住権の話題に絞って書いていこうと思います。

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イタリアにフリーランスとして移住する

先日、イタリアのリタイアメントビザについて記事を書きましたが(以下を参照)、今回はイタリアでフリーランスとして就労ビザを取得して移住する方法について説明します。読んで頂くとお気づきになるかもしれませんが、手続きは似ている部分が結構あります。

自営業者向けビザ概要

  • 最長2年間有効、更新可能
    • 5年経過後には、永住権の申請が可能
      • 他のEU諸国とほぼ同様
  • イタリアの顧客がいた方が望ましい(必須では無さそう)
  • 6ヶ月以上連続でイタリアを離れていると更新不可
  • 年間の発行数に制限がある(Decreto Flussi)
    • 例外あり(後述)

なお、イタリアの自営業者向けビザを使っての永住は、

  1. 日本で自営業者向けビザを取得
  2. イタリアに渡航し、1ヶ月以内に居住許可の申請、その後取得

というのが大まかな流れです。詳しくは、イタリア大使館の以下のページを参照して下さい。

Visti

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EU 各国に5年住むと、EU 長期居住者の申請が可能

今までにEU各国のビザをいくつか紹介してきましたが、それらの記事の中で「5年間滞在すると永住権の申請が可能」というような事を書きました。それらは、各国個別にバラバラに決めた制度では無く、「EU理事会指令2003/109/EC(長期居住者指令)」に基づいて EU 加盟各国が制度化したものです。

今回は、その「EU 長期居住者」について書いていきます。

制度の背景

EU 各国は当たり前ですがそれぞれ独立した国家で、ビザ・永住権・市民権・移民関連の政策なども国によって独自に制定されています。(※)

※: 金融政策や関税等、各国独自に決められないものもあります。

ただ、各国がバラバラに制度を決めてしまうと、EU 全体として統一感が無くなったり色々不都合が生じたりするため、欧州議会・理事会が「指令」を決議し、各国がそれに従って法制化をするということが良くあります。

今回の「EU 長期居住者」も、前述の通り「EU理事会指令2003/109/EC(長期居住者指令)」に基づいて EU 加盟各国が制度化したものです。

EU理事会指令2003/109/EC(長期居住者指令)の原文は→ こちら

ちなみに、長期居住者以外にも、労働ビザ・滞在許可に関する指令(こちらのページを参照)も存在します。

EU 各国のビザ・永住権の制度が似ているのはこうした理由によります。

制度概要

  • 国によって制度は若干異なる
  • 本制度を申請する国に5年以上滞在していることが条件(詳細は「取得の条件」の項を参照)
  • EU市民とほぼ同等の権利を得られる(詳細は「出来る事」の項を参照)
  • 有効期限は最低でも5年
    • 更新可能(自動更新の場合が多い)

英語ですが、Wikipedia にも情報があります。

Long-term resident (European Union) – Wikipedia

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