クロアチアのデジタルノマド「ビザ」は1年間滞在可能だが更新不可

クロアチアでも新たにデジタルノマド「ビザ」の制度が導入されたので紹介します。「ビザ」と括弧書きにしてある理由ですが、クロアチアの入国はビザ無しで行い、その後に最大1年間の滞在許可の申請を行うという流れだからです。他国でも似たような制度は多いですね。

クロアチア、デジタルノマド「ビザ」の概要

正式にはビザでは無く「一時滞在許可」ですが、以下が概要です。

  • 1年間有効
    • 更新は不可
    • 期限切れ後、6ヶ月経過後に再度申請は可能
  • 滞在予定月数 x 16,907.50クーナ(約29万3千円)の残高証明が必要
    • 12ヶ月で202,890クーナ(約352万円)
    • 家族が1名追加になる度に、10%(1ヶ月当たり1,690.75クーナ、約2万9千円)追加が必要
  • リモートワークの会社員または自営業者が対象
  • クロアチア国内でのリモートワークが可能
    • クロアチア国内の企業での就労は不可
  • 費用は合計660クーナ(約1万1千円、クロアチア国内で申請する場合)
  • 住居の証明、保険が必要
  • 家族も同行可能
    • 本人が許可された後に、別途申請が必要

以下が公式の情報です。

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フランスの「リタイアメントビザ」

欧州の大国、フランスにも「リタイアメントビザ」があります。といっても、東南アジア各国のものとは異なり有効期間は1年間ですが、更新も可能です。

概要

  • 1年間有効のビジタービザ
    • 更新可能(※)
  • フランス国内に住居が必要(賃貸あるいは購入)
  • 年金等の収入の証明が必要
    • 約243万円/年(※)
  • 就労は不可
    • リモートワークも避けた方が良い(※)
  • 家族の同行可能

※: 詳細は後述します

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台湾で法人設立して移住する

日本人の海外旅行先で一番人気なのが台湾です。台湾は、多くの国と同様で90日間はビザ無しで滞在できますが、フィリピン・タイなどのような複数年以上滞在できるリタイアメントビザ制度はありません。従って、合法的に移住したい場合は、法人設立して就労ビザを取得するというのが選択肢の一つです。

なお、科学技術、経済、教育などの特定の分野に従事している人であれば、台湾ゴールドカードという制度の方が手続きも簡単なので、こちらの方をまず検討することをお勧めします。

法人設立→就労ビザでの移住方法の概要

流れ

日本在住の日本人が台湾に法人を設立し、法人の代表者として台湾に移住・就労するケースを考えます。

  1. (設立代行業者などを使い)日本から台湾法人を設立する
  2. 同じく日本から、設立した法人経由で台湾労働部に就労許可(就業許可とも)の申請を行い、取得する
  3. 日本にある台北駐日経済文化代表処に、就労ビザ(居留ビザ)の申請を行い、取得する
  4. 台湾渡航
  5. 台湾入国後15日以内に、内政部移民署にて外僑居留証を申請し、取得する

必要な手続きは、以下のサイトを参照して下さい。

外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用 | 台湾 – アジア – 国・地域別に見る – ジェトロ

就労許可、就労ビザ、外僑居留証などについては、のちほど説明します。

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フィリピン SRRV

本サイトの他の投稿でも何度か触れた、フィリピンの SRRV について説明します。

はじめに(コロナ関連)

2021年8月25日現在の情報として

  • SRRV の申請受付は50才以上の人に限り再開した模様
  • ただし、フィリピン国内に滞在している人のみ

ということのようです。従って、実質的には申請受付停止中とみて良さそうですが、今後徐々にフィリピン国外の人でも申請できるようになるものと思われます。

また、マレーシア MM2H と違って、以前と条件が変わったという話も無いようです。

なお、以下の発表がされたのは5/12ですが、実際に申請受付が再開されたのは割と最近のようです。

【領事班からのお知らせ】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その106:SRRV申請の再開) | 在フィリピン日本国大使館

SRRV 概要

SRRV はリタイアメントビザの1つです。SRRV クラシックと SRRV スマイルという2つがありますので、合わせて紹介します。

  • 35才以上が申請可能
    • ただし、50才未満は、金額の条件が50才以上と比べると高い
  • 滞在期限の制限無し
    • 滞在義務は無し(一般的なリタイアメントビザと同様)
  • 預託金が比較的安価
    • スマイル: 20,000ドル (約220万円)
    • クラシック、35才以上50才未満: 50,000ドル (約550万円)
    • クラシック、50才以上、非年金受給者: 20,000ドル (約220万円)
    • クラシック、50才以上、年金受給者: 10,000ドル (約110万円)
      • 年金は単身者が800ドル(約8万8千円)/月以上、夫婦は1,000ドル(約11万円)/月以上必要
  • 家族のビザは2名まで追加の預託金無しで取得可能
    • 3名目以降は追加で15,000ドル
  • 銀行口座開設可能
    • 証券口座も開設可能
  • 就労も可能だが、AEP (Alien Employment Permit) の取得が必要
  • 外国人登録(ACR)は不要
    • ID カードの更新(1年ごと、※)は必要なので、ACR と手間はあまり変わらない
    • (他のビザだと、1年か3年ごとに ACR の更新が必要)
  • 申請手続きのため、現地で概ね30日以上の滞在が必要

※: 以前は3年ごとの更新も認められていたのですが、2021年2月半ばから、1年更新のみになったようです。詳しくは、こちらのページの「2021年3月1日追記」という項目をご参照下さい。

比較的安価で条件も厳しくありませんが、長期で現地滞在する必要があるので、忙しい方には向かないかもしれません。

なお、フィリピンに移住するには他の方法もあり、以下の記事で比較していますので、合わせて参照して下さい。

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オランダへの移住は200万円〜で可能

つい最近以下の記事を書きました。大雑把にまとめると、リタイアメントビザ+引っ越し費用などで300万円くらいは欲しいという内容です。

その後、オランダはフリーランス向けビザが簡単に取得出来ることを思い出したので、改めて調べてみたところ、200万円くらいで移住出来そうだったので、まとめてみました。

オランダ、フリーランス向けビザの概要

「オランダ フリーランス ビザ」などで検索すると、詳しい情報が沢山出てきますので、ここでは主要なポイントに絞って記載します。

  • オランダで事業をする予定のフリーランスが対象
  • オランダ国内に(部屋を借りるなどして)住所が必要
  • 年齢制限は無し
  • 家族の同行も可能
  • 4500ユーロの投資資金を銀行口座に入れておく必要がある
  • 有効期限は、最初は2年間、その後は5年間
    • 長期間オランダ国外に滞在していると、更新が難しくなるとのこと(※)

※: オランダ居住許可の延長条件について|YourLegalsジャパンデスク

手続き

典型的な手続きの流れとしては以下の通りです。

  1. 日本で書類の準備(戸籍謄本、アポスティーユ)
  2. オランダに渡航
  3. 必要な書類を準備(戸籍謄本の英訳、認証印)
  4. 部屋の賃貸契約を結び、住所を確定
  5. 一時滞在許可取得
  6. 住民登録
  7. フリーランスとして事業登録
  8. 銀行口座開設、4500ユーロ振込、バランスシート作成
  9. 最終申請

かかる日数は短くて2〜3ヶ月、長い場合は半年くらいになることもあるようです。本気で移住する人以外は、なかなか時間を取るのが難しそうです。

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タイに5〜20年滞在可能なタイランドエリート

タイランドエリートは、60万バーツ(約210万円)〜200万バーツ(約700万円)の入会費を支払うことで、5年〜20年のタイの長期滞在資格と入出国時の優遇などが得られるものです。

特典・出来る事・出来ないこと

タイランドエリートの入会費を支払うことで得られる主な特典・優遇措置は以下の通りです。

  • 5〜20年の長期滞在資格
    • 期限後、同じ金額を支払って再度の入会も可能です
  • 入出国時の優遇措置
    • ファストトラック(優先レーン)
    • リムジンでの送迎(会員種別によっては付いていない)
    • 空港ラウンジ
  • 銀行口座開設可能
    • 銀行口座とタイ国内の住所があれば証券口座も開設可能(タイランドエリートに限らず)
  • 年齢制限無し

一番大きいのは、当然ですが5〜20年の滞在資格が比較的安価に得られることでしょう。20年後に再度同じ金額を支払って、再び20年間(合計40年間)の滞在資格を得ることも出来ます。(20年後にまだ制度が残っていればの話ですが。)

タイランドエリートで出来ないこととしては、就労・就学があります。ただ、通常の手続きで就労ビザ・学生ビザを取得し、そちらに切り替える可能です。就労・学生ビザへ切り替えても、特典は継続して使用できるようです。

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