ギリシャのデジタルノマドビザ

以前、以下のような記事を書きましたが、本ブログの更新をサボっている間に情報が色々揃ってきましたので、このページにまとめます。

ギリシャのデジタルノマドビザの目的は、他国と同様、ギリシャで働く外国人リモートワーカーを呼び込むことです。デジタルノマドビザを取得することで、リモートワーカーとして最長3年間、滞在することができます。ただしリモートワーカーを対象としているため、ギリシャの企業で働くことはできませんのでご注意ください。

概要

  • 年齢、学歴、学歴等は不問
  • 現地企業での就労は不可
    • ギリシャ企業以外とのリモートワークが必須
    • 自営業の場合も申請可能
  • 有効期間は1年間だが、2年間更新し、最大3年間滞在可能(※)
  • 申請者の月収が€3,500(約57万円)以上必要(※)
  • 申請費用は€75(約12,000円)
  • 家族同行可能
    • ただし同行する扶養家族1人につき申請者の月収最低額、申請費用が増加(※)

※: いずれも後述

官公庁の公式情報では無いものの、以下のサイトが半公式情報っぽかったので参考にしました。

Become Digital Nomad in Greece | Work From Greece

また、デジタルノマドビザはギリシャのタイプ D ビザの一種との事で、申請書類などについては「Greek type D visa」などで検索した方が詳細な情報が得られると思います。参考までに、ギリシャ大使館のビザ関連ページへのリンクを載せておきます。

Visas – Greece in Japan

続きを読む

インドネシアセカンドホームビザを本日スタート

近年、海外の富裕層の移住を促すため、ASEAN 諸国で長期在住ビザ、いわゆるセカンドホームビザを導入する動きが加速化しています。すでにマレーシア、タイ、カンボジアで導入済となっており、インドネシアでも2021年初めから検討されていましたが2022年10月25日にインドネシア移民総局よりセカンドホームビザに関する公式発表がされました。公式発表によれば発表の60日後の2022年12月24日(本日)に発効しその後、申請を開始します。

以下のサイトに情報がまとまっていますので、これらを参照しつつ本記事で紹介します。

概要

インドネシアセカンドホームビザは、海外の富裕層を対象とした長期滞在ビザです。セカンドホームビザの対象となるのは、規定された金額以上の資金をインドネシア国内の口座に預金している外国人です。「海外の富裕層を対象」とは書きましたが、必要な金額は約1700万円ですので、退職金などでまとまった金額がある人であれば、富裕層でなくても手が届くと思います

2022年12月24日よりビザ発行を定めた通達は発効し、即時、申請を開始しました。

  • 年齢制限は無さそう
  • 20億ルピア(約1700万円※)以上をインドネシア政府系銀行の口座に入金する必要がある
    • セカンドホームビザの有効期間中は引き出し不可
  • 有効期間は5年または10年
  • 滞在義務の有無は不明
  • 就労不可
  • 家族の帯同可能
  • 銀行口座開設可能

※: 2022年12月24日現在、以下全て同じ

続きを読む

マレーシアのデジタルノマドビザは10/1から受付開始(2022年10月1日更新)

相変わらず本業が忙しく久しぶりの投稿ですが、今回はかなりポジティブな投稿です。

マレーシアがデジタルノマドビザを導入し、来る2022年10月1日(1週間弱ですね)から受付を開始します。MM2H の条件の厳格化などマレーシア関連ではあまり良いニュースが無かったのですが、久しぶりに良いニュースです。

追記: 2022年10月1日に新たに情報が出てきましたので、大幅に加筆・更新しました。

マレーシアのデジタルノマドビザ概要

マレーシアのデジタルノマドビザですが、正式名称は DE Rantau Nomad Pass です。以下、概要です。

  • 1年間有効
    • 1回だけ更新可能(合計で、最長24ヶ月まで滞在可能)
  • 24,000ドル/年(約340万円)以上の収入が必要
  • リモートワークの会社員またはフリーランスが対象
    • IT、デジタルマーケティング、デジタルコンテンツのデザイナー・開発、の職種が対象
    • 3ヶ月以上の契約があること
  • 家族の同行も可能
  • 費用
    • 手数料: 1,060リンギット(2022年10月1日現在、約33,000円)
      • 同行家族1人追加につき、530リンギット(2022年10月1日現在、約17,000円)
    • MDEC がスポンサーとなるために1,000リンギット(約33,000円)の security bond を支払う必要がある(詳細は後述)
  • 銀行口座開設はできない銀行が多いはずだが、各銀行に問い合わせて欲しい、との事(FAQ より)
  • 子供が学校に通えるかは、学校による

以下の情報を元に記載しました。

続きを読む

UAE の新しい退職者向けビザ

中東の UAE には以前から退職者向けのビザがあったようですが、2021年に条件などに変更されて現在の形になったようです。本記事では、現在の退職者向けビザについて説明します。

なお、UAE はアラブ首長国連邦の名の通り、ドバイ、アブダビなどの首長国が集まって出来た国で、各首長国によって各種制度が異なりますが、本退職者ビザは UAE の国としての制度のようです。

多くの国のリタイアメントビザは、その国に一定期間以上滞在する必要があるのですが、UAE のリタイアメントビザにはそうした条件はありません。多拠点生活を送りたい方には向いているビザだと思います。

続きを読む

EU 圏内のラトビアに6万ユーロの投資で移住可能?

北欧バルト三国の1つであるラトビアには、投資によって最大5年間有効なビザが取得出来ます。ラトビアは EU 加盟国でシェンゲン協定にも加盟しているため、ラトビアのビザ保持者は他のシェンゲン協定国に自由に行き来が出来ます。

本制度が停止中?

本題に入る前に重要なことを書いておきますが、2022年5月現在、本記事で紹介する投資ビザ制度が停止中であるという情報が入ってます。

元々、ロシア人・ベラルーシ人の取得者が多かった制度なのですが、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ロシア人・ベラルーシ人に対して停止しているのか、それとも制度全体として停止中なのかは、確認が取れていません。

本記事を書き始めたのは2022年3月なのですが、書いている途中で、このような情報が入ってきました。従って、以下の情報は今では無意味になっている可能性もありますが、今後再開される可能性なども考えて、元の記事のまま残しておきます。

概要

  • 以下のいずれかを行う必要がある(※)
    • 5万ユーロ(約700万円)を企業に投資+1万ユーロ(約140万円)の支払い
      • 従業員50人未満、売上 or 資産1千万ユーロ(約14億円)未満
    • 10万ユーロ(約1390万円)を企業に投資
      • 従業員50人以上、売上 or 資産1千万ユーロ(約14億円)未満
  • 5年間有効
    • ID カードの更新が毎年必要
    • 5年後に再度取得は無理そう
  • 滞在義務は無い
  • 年齢制限は無い

※: それ以外にも、25万ユーロ(約3480万円)の不動産投資などでもビザを得られます。詳しくは、以下の公式情報をご覧下さい。

How long may the residence permit be issued for? | Pilsonības un migrācijas lietu pārvalde

続きを読む

メキシコの退職者向け永住権

久しぶりにビザの記事を書きます。メキシコの退職者向け永住権で、リタイアメントビザの一種です。リタイアメントビザというと安定した年金収入があれば取得できるというのが一般的ですが、メキシコの退職者向け永住権は、必要な金額が年々高くなっています。日本人にとって比較的馴染みの深いマレーシア、フィリピンなどでも条件が年々厳しくなっていますので、本サイトを何度かご覧になっている方であれば「あー、そうなのね」と納得できる話かと思います。

概要

  • 以下のどちらかを満たす必要あり
    • 直近12ヶ月にわたり、銀行口座の情報の各月の平均残高が3,457,400ペソ(約2,100万円)
    • 直近6ヶ月にわたり、毎月86,435ペソ以上の年金(約54万円)
  • 就労可能
  • 更新不要

年金の月額が54万円というのは、なかなか大変な金額というのが分かるかと思います。直近12ヶ月の口座の平均残高が2,100万円という条件の方が、まだ楽かもしれません。

詳細は、メキシコ大使館の以下のページをご参照下さい。

6c. 永住者査証(退職者、年金受給者の場合)

続きを読む

タイのリタイアメントビザ

タイにはタイランドエリートというお金で買える長期滞在ステータスがありますが、それとは別に、他国のようなリタイアメントビザもありますので、今回紹介します。タイランドエリートについては、以下の記事をご参照下さい。

タイのリタイアメントビザ概要

リタイアメントビザの種類と有効期間

実は、タイでリタイアメントビザと呼べるものは3種類あり、それぞれ有効期間が異なります。

  • ノンイミグラント-O(年金受給者/リタイアメント)
    • 90日間有効、1年間の延長を複数回可能
  • ノンイミグラント-O-A (ロングステイ)
    • 1年間有効、延長は1回のみ(※)
  • ノンイミグラント-O-X (ロングステイ10年)
    • 5年間有効、延長は1回のみ

※: 在東京タイ王国大使館のページでは「ただし延長申請は1回のみ」と明記されているのですが、実際の取得者の情報では複数回更新しているという情報が多く見られます。

本記事ではこれらをまとめて扱います。

公式情報は、以下のページをご参照下さい。

ビザの概要

  • 50才以上が対象
  • 就労は不可
  • 以下のいずれかの条件を満たす必要がある
    • ノンイミグラント-O、ノンイミグラント-O-A
      • タイの銀行に800,000バーツ(約280万円)以上の預金
      • 65,000バーツ(約23万円)以上の年金
      • 預金と年金合算で800,000バーツ(約280万円)以上
    • ノンイミグラント-O-X
      • タイの銀行に3,000,000バーツ(約1,050万円)以上の預金
      • タイの銀行に1,800,000バーツ(約630万円)以上の預金+1,200,000バーツ(約420万円)以上の年収
  • 有効期間は前述の通り
  • 家族同行
    • ノンイミグラント-O、ノンイミグラント-O-A: 配偶者のみ?
    • ノンイミグラント-O-X: 配偶者、子供

続きを読む

ノルウェーの個人事業主向けビザ

北欧のノルウェーには個人事業主向け就労ビザがありますので、今回紹介します。他の国の個人事業主向け(フリーランス向け)就労ビザと同様、基本的にはノルウェーの顧客がいることが前提のようです。

ちなみに、正確にはビザではなく滞在許可です。

概要

実は、ノルウェーに個人事業主として滞在するには、

  • ノルウェー国外(日本等)の個人事業主として滞在する
  • ノルウェーで個人事業主として登録(起業)して、その資格で滞在する

という2通りがありますが、今回は前者について説明します。

以下、概要です。

  • ノルウェー国外の個人事業主が対象
  • ノルウェー企業の顧客がいること
    • 他のノルウェー企業とも契約する際には、改めて本滞在許可を別途申請する必要がある
  • 2年間有効、最大6年間まで更新可能
  • 取得には、学歴あるいは資格が必要
    • 大卒、など
  • 397,100クローネ(約534万円)以上の年収が必要
  • 家族も同行可能

英語ですが、ノルウェー移民局の以下のページに、基本的な情報がまとまっています。

Want to apply: Skilled workers – UDI

続きを読む

ブラジルの投資ビザは約1000万円で取得可能

一昨日、ブラジルのリタイアメントビザについて書きましたが、今日は投資ビザについて書きます。

他国の投資ビザはたいてい数千万円の資金が必要となるのですが、ブラジルの投資ビザは500,000レアル(約1,040万円)の投資で取得出来ます。

概要

  • 50万レアル(約1,040万円、※)の投資を行う
    • 新規の企業、あるいは既に存在する企業に対して
    • 先進的なスタートアップであれば、15万レアル(約310万円)以上
  • 有効期限は無期限
  • 滞在義務は無さそう

※: ブラジルの通貨レアルは長らく下落傾向にあり、3〜4年前に比べると2/3に、7〜8年前に比べると約半分になっていますで、以前と比べるとかなり安く取得出来ます。

ビザの概要は、意外にも以下のジェトロのページが分かりやすいです。

外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用 | ブラジル – 中南米 – 国・地域別に見る – ジェトロ

続きを読む

ブラジルのリタイアメントビザ

南米の大国であるブラジルにもリタイアメントビザの制度がありますので、今回紹介します。条件もあまり厳しくありませんので、南米に興味のある方にとっては選択肢となると思います。

概要

  • 2,000ドル/月(約22万円)の収入が必要
    • 年金だけでなく、他の収入も合算可能
  • 2年間有効、更新可能
  • 2年以上ブラジルを離れていると失効する
  • 年齢制限は明記されていないが、年金受給者が対象者と記載されている
  • 就労不可

詳しくは、以下のページを参照して下さい。

続きを読む