アポスティーユについてあれこれ

ビザ・永住権の申請の際に、「アポスティーユ付きの書類」が必要な場合がありますが、アポスティーユとは何でしょうか。

アポスティーユとは?

アポスティーユの実物

百聞は一見にしかず。以下のようなものです。

住民票の上に、少し小さめの紙が貼ってありますが、それがアポスティーユ(apostille)です。

アポスティーユには

  • 公文書であること
  • 自治体によって署名・捺印がされていること
  • それを外務省が証明していること

などが記載されていて、アポスティーユと証明対象の文書(今回は住民票)に割り印がしてあります。

何のためのもの?

大雑把に言うと、外国に提出する日本の公文書(住民票、課税証明書など)が、「ちゃんとした公文書ですよ」と外務省が証明するものです。実は、そうした用途のものには、「公印確認」と「アポスティーユ」という2種類があります。詳しくは以下のページをご参照下さい。

公印確認・アポスティーユとは|外務省

ここに書かれている通り、アポスティーユは、ハーグ条約締結国に加盟している国に公文書を提出する際に必要となるもので、公印確認より手順が簡単です。

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海外移住関係の用語集

本サイトでは海外移住に関連して色々な記事を書いてきました。専門用語などは、なるべくその都度解説しているつもりですが、分かりにくい点もあるかもしれませんので、本記事でまとめて説明することにしました。なお、本記事は随時更新予定です。

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海外移住の際に必要な国内での手続き一覧

海外移住の際に日本でやるべき手続きは沢山ありますので、以下にまとめます。

  • 行政関連
    • 住民票を抜く
    • 国民年金の任意加入手続き(任意、フリーランスのみ)
    • 国民健康保険脱退手続き(フリーランスのみ)
    • 郵便物の転送手続き
    • 国外運転免許証の取得
  • 金融関連
    • 銀行口座の解約、あるいは住所変更、その他手続き
    • クレジットカードの解約、あるいは住所変更
    • 証券口座の解約、あるいは海外転出の連絡・手続き
    • 小規模企業共済の廃業、あるいは減額手続き
    • 保険の海外転出の手続き
  • サービス関連
    • 携帯電話の解約、あるいは最安プランへ変更
    • 水道、ガス、電気、インターネットの解約
    • NHK、その他不要なサービスの解約
  • 法人関連(法人取締役のみ)
    • 登記情報の変更
    • 税理士への連絡・相談
  • 海外移住後はやりづらくなる事をやる
    • 銀行口座の新規作成
    • クレジットカードの新規作成
    • 生命保険・医療保険への加入

次に、各手続きを詳細に説明します。

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海外滞在ステータス・ビザの10分類

海外に住むためのステータスは様々なものがあり、色々な分類方法があるかと思いますが、本サイトでは大雑把に以下のように分類します。

  1. 投資家ビザ(×)
  2. 起業家向けビザ(○)
  3. フリーランス向けビザ(○)
  4. リタイアメントビザ(○)
  5. 労働ビザ(×)
  6. 技能労働者向け永住権(×)
  7. 学生ビザ(△)
  8. ワーキングホリデービザ(×)
  9. ビザ無し(△)
  10. その他(×)

○、△、×、はそれぞれ以下の意味です。

  • ○: 本サイトで主に扱う
  • △: 本サイトですこしだけ扱う
  • ×: 本サイトでは基本的には扱わない

○、△、×の理由は、単純に本サイトの対象読者向けかどうか、です。対象読者については、以下のページに記載しました。

本サイトの基本的なスタンス – 海外移住情報

まとめると、本サイトで主に扱うのは

  • 起業家向けビザ
  • フリーランス向けビザ
  • リタイアメントビザ

の3つで、学生ビザやビザ無しでの長期滞在についても少し触れる予定です。

では、次に、それぞれのステータスについて簡単に説明します。

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本サイトの基本的なスタンス

海外に住むために必要なもの

海外に住むために一番大事なものは、ビザ・永住権等の、合法的に滞在出来るためのステータスです。

次に大事なのは、現地で生活するために必要なお金、あるいは現地でお金を稼ぐための仕事です。また、前述のステータス取得の条件として、お金が条件となっている場合もあります。

それらの2つがクリアされていれば大体問題無いですが、1番目のステータス取得に年齢・語学力・学歴・職歴などが必要となるケースもあります。

本サイトでは、ステータス取得の方法について主に扱います。

対象者

海外に住むための方法には無数のパターンがあると思いますし、人によって最適な方法・取れる選択肢は違いますので、本サイトでは主に以下のような人を対象とします。

  1. 300万円くらいは何とか用意できる
  2. 英語の文書を読んで、何となくは理解出来る
  3. 年齢は30才以上

まず1番目ですが、海外に住む場合、大半の方法でそれなりにお金が必要となります。もちろん100万くらいで済む方法もありますが、選択肢が少なくなるため、とりあえず「300万くらい」としました。

逆に、「300万円くらいは端金」というような富裕層も対象とはしていません。

次に2番目ですが、書類の申請とかは専門家に代行してもらう事も可能ですが、全ての手続きを代行してもらうのもなかなか難しかったりお金がかかりすぎてしまうので、書類に書いてある内容がある程度は分かるくらいの英語力があった方が良いです。

最後の年齢についてですが、30才未満の場合は、ワーキングホリデーの対象ですし、仕事を一度中断して学生ビザで海外に住んでから再就職というのもやりやすかったりします。ワーキングホリデーも学生ビザも取得はそんなに難しくないので、ここではあえて扱いません。

基本的な情報

ビザ・ステータスにどんな種類があるかは、以下の記事を参照して下さい。

本サイトでは、様々なビザ・ステータスを紹介していますので、どれが良いのか分からない方もいるかもしれません。そういう方は、まずは以下のページを見ると良いと思います。

フィードバックは歓迎します

内容の誤りに対するご指摘、不明な点への質問などは、当該記事にコメントを頂ければ、極力対応しようと(今のところは)思っています。

はじめに

コロナ禍で海外に行くのもままならない2021年のゴールデンウィークですが、そんな中で「海外移住情報」のサイトを立ち上げることにしました。

私自身、今後海外移住を考えているので、自分自身調べつつ、情報をまとめていきたいと思います。

対象読者などは別途書きますが、富裕層では無い、とは言えある程度は生活に余裕がある日本人を対象としています。

これからよろしくお願いいたします。