タイに5〜20年滞在可能なタイランドエリート

タイランドエリートは、60万バーツ(約210万円)〜200万バーツ(約700万円)の入会費を支払うことで、5年〜20年のタイの長期滞在資格と入出国時の優遇などが得られるものです。

特典・出来る事・出来ないこと

タイランドエリートの入会費を支払うことで得られる主な特典・優遇措置は以下の通りです。

  • 5〜20年の長期滞在資格
    • 期限後、同じ金額を支払って再度の入会も可能です
  • 入出国時の優遇措置
    • ファストトラック(優先レーン)
    • リムジンでの送迎(会員種別によっては付いていない)
    • 空港ラウンジ
  • 銀行口座開設可能
    • 銀行口座とタイ国内の住所があれば証券口座も開設可能(タイランドエリートに限らず)
  • 年齢制限無し

一番大きいのは、当然ですが5〜20年の滞在資格が比較的安価に得られることでしょう。20年後に再度同じ金額を支払って、再び20年間(合計40年間)の滞在資格を得ることも出来ます。(20年後にまだ制度が残っていればの話ですが。)

タイランドエリートで出来ないこととしては、就労・就学があります。ただ、通常の手続きで就労ビザ・学生ビザを取得し、そちらに切り替える可能です。就労・学生ビザへ切り替えても、特典は継続して使用できるようです。

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フィリピンの3つの永住権を比較

フィリピンで日本人が利用可能な永住権(※)には、主に以下の3つがあるのですが、それらの比較をしてみます。

  • SRRV(SRRV クラシックと SRRV スマイルの2つがあるがここではまとめて紹介)
  • クォータビザ
  • ASRV

SRRV と ASRV の詳細に関しては、別記事にまとめてありますので、合わせてご参照下さい。

※: 正確には SRRV と ASRV は永住権では無いのですが、便宜上永住権としてまとめて説明します。

コロナ禍なので・・・

なお、コロナ禍の現在、SRRV は50才未満の申請受付を停止しています。そのため、50才未満の人は SIRV という選択肢もあります。以下の記事にまとめましたので、興味のある方はご覧下さい。

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エストニアのデジタルノマドビザ

北欧のIT先進国であるエストニアで、デジタルノマドを対象としたビザの制度が2020年8月に始まりました。

公式情報はこちら。

Digital Nomad Visa | e-Residency

エストニアとは

詳しくは Wikipedia などを見てもらうとして、ここでは簡単にエストニアについて紹介します。

エストニア – Wikipedia

地理: バルト三国の1つ

地理的には所謂バルト三国の1つで、北欧にあります。ロシアと面していて、フィンランドとは海を挟んで向かい合わせ、と書けば、大まかな位置は分かってもらえるかと思います。

政治経済: EU、シェンゲン協定加盟国

政治的には EU、シェンゲン協定加盟国であり、NATO にも加盟しています。また、通貨はユーロですし、シェンゲン協定に加盟しているので、加盟国間の移動時に検査とかも無いです。

つまり、日本人が一般的に考えるような EU 加盟国の一つです。

IT 先進国

日本人に取ってエストニアというと「電子政府」が有名だと思います。エストニアでは、行政サービスのほとんどはオンラインで可能で、個人の ID カード(日本でいうとマイナンバーカード)が運転免許証などにもなっているようです。

デジタルノマドビザ(DNV)概要

まずは、デジタルノマドビザ(以下、DNV)の概要です。

  • 最大1年間エストニアに滞在可能
    • 延長は不可
  • リモート(オンライン)で働ける人が対象
    • エストニア国外の企業の社員
    • エストニア国外の企業のオーナー等
    • エストニア国外の顧客と主に取引するフリーランス
  • 申請費用は100ユーロ(※)
  • 申請前の6ヶ月間、最低3,504ユーロ/月の収入があること

※: 90日以内の場合は80ユーロ

エストニアには、e-Residency という、オンラインで簡単にエストニア法人が作れる仕組みがあるのですが、それとは全く別物です。e-Residency では、エストニアに物理的に滞在することは出来ません。

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海外滞在ステータス・ビザの10分類

海外に住むためのステータスは様々なものがあり、色々な分類方法があるかと思いますが、本サイトでは大雑把に以下のように分類します。

  1. 投資家ビザ(×)
  2. 起業家向けビザ(○)
  3. フリーランス向けビザ(○)
  4. リタイアメントビザ(○)
  5. 労働ビザ(×)
  6. 技能労働者向け永住権(×)
  7. 学生ビザ(△)
  8. ワーキングホリデービザ(×)
  9. ビザ無し(△)
  10. その他(×)

○、△、×、はそれぞれ以下の意味です。

  • ○: 本サイトで主に扱う
  • △: 本サイトですこしだけ扱う
  • ×: 本サイトでは基本的には扱わない

○、△、×の理由は、単純に本サイトの対象読者向けかどうか、です。対象読者については、以下のページに記載しました。

本サイトの基本的なスタンス – 海外移住情報

まとめると、本サイトで主に扱うのは

  • 起業家向けビザ
  • フリーランス向けビザ
  • リタイアメントビザ

の3つで、学生ビザやビザ無しでの長期滞在についても少し触れる予定です。

では、次に、それぞれのステータスについて簡単に説明します。

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本サイトの基本的なスタンス

海外に住むために必要なもの

海外に住むために一番大事なものは、ビザ・永住権等の、合法的に滞在出来るためのステータスです。

次に大事なのは、現地で生活するために必要なお金、あるいは現地でお金を稼ぐための仕事です。また、前述のステータス取得の条件として、お金が条件となっている場合もあります。

それらの2つがクリアされていれば大体問題無いですが、1番目のステータス取得に年齢・語学力・学歴・職歴などが必要となるケースもあります。

本サイトでは、ステータス取得の方法について主に扱います。

対象者

海外に住むための方法には無数のパターンがあると思いますし、人によって最適な方法・取れる選択肢は違いますので、本サイトでは主に以下のような人を対象とします。

  1. 300万円くらいは何とか用意できる
  2. 英語の文書を読んで、何となくは理解出来る
  3. 年齢は30才以上

まず1番目ですが、海外に住む場合、大半の方法でそれなりにお金が必要となります。もちろん100万くらいで済む方法もありますが、選択肢が少なくなるため、とりあえず「300万くらい」としました。

逆に、「300万円くらいは端金」というような富裕層も対象とはしていません。

次に2番目ですが、書類の申請とかは専門家に代行してもらう事も可能ですが、全ての手続きを代行してもらうのもなかなか難しかったりお金がかかりすぎてしまうので、書類に書いてある内容がある程度は分かるくらいの英語力があった方が良いです。

最後の年齢についてですが、30才未満の場合は、ワーキングホリデーの対象ですし、仕事を一度中断して学生ビザで海外に住んでから再就職というのもやりやすかったりします。ワーキングホリデーも学生ビザも取得はそんなに難しくないので、ここではあえて扱いません。

基本的な情報

ビザ・ステータスにどんな種類があるかは、以下の記事を参照して下さい。

本サイトでは、様々なビザ・ステータスを紹介していますので、どれが良いのか分からない方もいるかもしれません。そういう方は、まずは以下のページを見ると良いと思います。

フィードバックは歓迎します

内容の誤りに対するご指摘、不明な点への質問などは、当該記事にコメントを頂ければ、極力対応しようと(今のところは)思っています。

はじめに

コロナ禍で海外に行くのもままならない2021年のゴールデンウィークですが、そんな中で「海外移住情報」のサイトを立ち上げることにしました。

私自身、今後海外移住を考えているので、自分自身調べつつ、情報をまとめていきたいと思います。

対象読者などは別途書きますが、富裕層では無い、とは言えある程度は生活に余裕がある日本人を対象としています。

これからよろしくお願いいたします。