ブラジルの投資ビザは約1000万円で取得可能

一昨日、ブラジルのリタイアメントビザについて書きましたが、今日は投資ビザについて書きます。

他国の投資ビザはたいてい数千万円の資金が必要となるのですが、ブラジルの投資ビザは500,000レアル(約1,040万円)の投資で取得出来ます。

概要

  • 50万レアル(約1,040万円、※)の投資を行う
    • 新規の企業、あるいは既に存在する企業に対して
    • 先進的なスタートアップであれば、15万レアル(約310万円)以上
  • 有効期限は無期限
  • 滞在義務は無さそう

※: ブラジルの通貨レアルは長らく下落傾向にあり、3〜4年前に比べると2/3に、7〜8年前に比べると約半分になっていますで、以前と比べるとかなり安く取得出来ます。

ビザの概要は、意外にも以下のジェトロのページが分かりやすいです。

外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用 | ブラジル – 中南米 – 国・地域別に見る – ジェトロ

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ブラジルのリタイアメントビザ

南米の大国であるブラジルにもリタイアメントビザの制度がありますので、今回紹介します。条件もあまり厳しくありませんので、南米に興味のある方にとっては選択肢となると思います。

概要

  • 2,000ドル/月(約22万円)の収入が必要
    • 年金だけでなく、他の収入も合算可能
  • 2年間有効、更新可能
  • 2年以上ブラジルを離れていると失効する
  • 年齢制限は明記されていないが、年金受給者が対象者と記載されている
  • 就労不可

詳しくは、以下のページを参照して下さい。

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ウクライナのIT技術者向け永住権を取得してみる(1)

本サイトでは、今までは各国のビザ・ステータスについて自分自身で調べた情報を主に載せてきましたが、今後、実際の取得手続きを行った際の体験談も載せていこうと思います。

第一弾は、以下の記事で紹介したウクライナIT技術者向け永住権です。制度の詳細に関しては、以下のリンク先を参照して下さい。

弁護士/業者選び

使うべきかどうか

フィリピンの SRRV やマレーシアの MM2H などのように、日本人取得者が多く情報も豊富にあるビザ・ステータスの場合、業者を使わずに申請・取得する事も可能です。一方、ウクライナのIT技術者向け永住権の場合は、以下の理由により弁護士/業者を使うのが適当であろうと判断しました。

  • 制度が出来たのが2020年と比較的最近
  • 情報が少ない(特に日本語の情報は少ない)
  • 政府関係機関とのやり取りはウクライナ語が必須

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タイに投資ビザが2022年に登場予定

タイで新たに投資ビザの制度が出来るというニュースが先日発表されましたので、今回はそれについて紹介します。

ビザの内容

詳細はまだ分かっていませんが、上の記事によると

  • タイ国内の不動産やタイ国債に投資と収入証明が必要
    • 退職者: 25万ドル(約2800万円)投資、年間4万ドル(約440万円)以上の収入の証明
    • その他の人: 50万ドル(約5500万円)投資、年間8万ドル(約880万円)以上の収入の証明
  • 10年間有効
  • 2022年から運用開始予定

ということのようです。

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属地的課税の国への移住で節税になる?

本ブログの主な対象読者は非富裕層ですので、節税目的で移住する方は少ないと思います。ただ、富裕層で無いにしても、海外移住に際して税金を減らしたいと思うのは当然でしょう。

今回は、「属地的課税」の国とそうした国への移住を使った節税方法を紹介します。

免責等

私は税理士ではありません。私の顧問税理士やインターネット上の税理士さんの意見など、専門家の意見を参考に、なるべく正確な内容を記述するよう努めていますが、内容の正確性などに関しては一切保証出来ません。

また、私は税理士では無いので、この件に関する質問・相談にはお答えできません。(税務相談は、税理士の独占業務のため。)国際税務に詳しい税理士におつなぎすることは出来ます。

以下、本題に入ります。

全世界所得課税と属地的課税

まずは用語の説明から入ります。属地的課税(方式)と、ある意味それと反対の概念である全世界所得課税(方式)について説明します。それぞれ、日本語・英語で複数の用語があるので、わかりやすいようにまとめておきます。

  • 全世界所得課税、居住地国課税 (worldwide taxation system, residence based taxation system)
  • 属地的課税、国内源泉所得課税、源泉地国課税 (territorial taxation system)

前者の全世界所得課税ですが、日本もこの方式です。この方式の国の場合、日本に住んでいる場合、日本からの所得だろうと海外からの所得だろうと、日本の法律に従って税金が課されます。

一方、属地的課税の国、つまり今回の記事の対象となる国ですが、そうした国に住んでいる場合は、その国で発生した所得はその国で課税されますが、それ以外の国で発生した所得に関しては所得が発生した国で課税される、という仕組みです。

ただ、ややこしいのが、「territorial taxation system」などの定義が文脈・場合によって異なることです。例えば、「日本は territorial taxation system だから云々」という文章に出会ったりもします。本記事では、上に挙げた定義に従って話を進めます。

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条件が緩いパラグアイの永住権で、他の南米諸国へのドアを開く

パラグアイの永住権は取得の条件が緩く、約5,000ドル(約55万円)を銀行に預けるなどのいくつかの条件があるのみです。ジェトロのサイトにこんな記事があるくらいなので、本当にハードルが低い事は信じてもらえるかと思います。

永住ビザも取得のハードルは低い-パラグアイにおける会社設立(2)-(ブラジル、パラグアイ) | ビジネス短信 – ジェトロ

パラグアイは日本から遠く馴染みの薄い国ですが、永住権取得のメリットもあるので、今回説明します。

永住権概要

  • ID カードは10年間有効、更新可能
  • パラグアイの銀行に5,000ドル(約55万円)を預ける必要がある
    • 永住権取得後に、引き出し可能
  • 就労、就学可能
  • 滞在義務はあるが緩い
    • 3年間に1日以上滞在が必要、2年間海外にいるとダメ、といった非公式の情報があった
    • 公式の情報は見つからなかった(※)
  • 家族も同行可能

※ パラグアイ(や他の南米諸国)は、こうした情報が明記されていたとしても、実際にその通りに運用されずに担当者の裁量に任されていることが結構あります。よって、他国に滞在していたとしても、1年に一度くらいはパラグアイに行った方が良さそうです。

パラグアイ外務省のサイトにあった以下の英文 PDF に概要がまとまっています。

PERMANENT RESIDENCE (ACCORDING TO THE MIGRATION LAW No. 978/96)

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クロアチアのデジタルノマド「ビザ」は1年間滞在可能だが更新不可

クロアチアでも新たにデジタルノマド「ビザ」の制度が導入されたので紹介します。「ビザ」と括弧書きにしてある理由ですが、クロアチアの入国はビザ無しで行い、その後に最大1年間の滞在許可の申請を行うという流れだからです。他国でも似たような制度は多いですね。

クロアチア、デジタルノマド「ビザ」の概要

正式にはビザでは無く「一時滞在許可」ですが、以下が概要です。

  • 1年間有効
    • 更新は不可
    • 期限切れ後、6ヶ月経過後に再度申請は可能
  • 滞在予定月数 x 16,907.50クーナ(約29万3千円)の残高証明が必要
    • 12ヶ月で202,890クーナ(約352万円)
    • 家族が1名追加になる度に、10%(1ヶ月当たり1,690.75クーナ、約2万9千円)追加が必要
  • リモートワークの会社員または自営業者が対象
  • クロアチア国内でのリモートワークが可能
    • クロアチア国内の企業での就労は不可
  • 費用は合計660クーナ(約1万1千円、クロアチア国内で申請する場合)
  • 住居の証明、保険が必要
  • 家族も同行可能
    • 本人が許可された後に、別途申請が必要

以下が公式の情報です。

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バルバドスの Barbados Welcome Stamp は1年間滞在可能

カリブ海の西インド諸島にある小国バルバドスでも、他のカリブ海諸国と同様のデジタルノマドビザがありますので紹介します。

バルバドスとは

西インド諸島にあるバルバドス島

西インド諸島の東の外れの方に、バルバドス島というのがあるのですが、そこがバルバドスという国です。面積は430㎢くらいで、東京都の約1/5、東京23区の2/3程度の大きさです。

バルバドス – Wikipedia

経済的には比較的裕福、物価は高めだが驚くほどではない

バルバドスはカリブ海諸国の中で最も裕福な国の1つです。教育水準も高く、治安もそこそこです。

島国のため、例によって物価は高いのですが、バミューダ諸島などのように馬鹿高いというほどではありません。食料品や生活必需品の物価は全般的に日本より少し高め、家賃は東京などよりは少し安いという感じです。

英語が公用語

バルバドスは元々イギリスの植民地で、現在は英連邦の一員です。そのため、公用語は英語なので、日本人にとっても比較的生活しやすいと思います。ただ、英語と言ってもそこはカリブ海の国なのでクレオール語に近く、聞き取りには苦労するかもしれません。

Barbados Welcome Stamp 概要

バルバドスのデジタルノマドビザである Barbados Welcome Stamp の概要を説明します。

  • 入国から1年間有効
    • 更新可能
  • 申請料は個人が2,000ドル(約22万円)、家族同行の場合は3,000ドル(約33万円)
  • オンラインで申請
  • 50,000ドル(約550万円)以上の年収が必要

詳細は以下のページをご参照下さい。

Barbados Welcome Stamp – Work Remotely In Barbados

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UAE のグリーンビザとフリーランスビザ

つい一昨日、ドバイのデジタルノマドビザである「virtual working programme」を紹介しましたが、今日は UAE で新たなビザが導入されるというニュースを紹介します。

UAE とドバイ、アブダビ

国同士の関係

その前に、UAE とドバイやアブダビの関係について簡単に説明します。

UAE はアラブ首長国連邦の略ですが、ドバイ、アブダビといった「首長国」が集まって出来た国です。かなり大雑把に説明すると

  • UAE = 日本
  • ドバイ、アブダビ = 東京、大阪、神奈川

というような感じなのですが、UAE の場合、元々ドバイ、アブダビといった別の国だったのが集まって出来たという経緯があるため、現在でも各首長国は独立性が高いのが特徴です。

ビザ等も、国のものと首長国のもの、両方がある

そのため、ビザ等の制度も

  • UAE という国全体の制度
  • ドバイやアブダビといった各首長国個別の制度

の2種類があるため、注意が必要です。

先日紹介したドバイの virtual working programme は、ドバイの制度ですが、今回紹介するのは UAE 全体の制度です。

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ドバイ(UAE)の virtual working programme

お金持ちが集まる中東の小国ドバイ(UAE)でも、新たにデジタルノマド向けのビザが出来ましたので紹介します。

ドバイとは

アラブ首長国連邦(UAE)の構成国

ドバイは、アラブ首長国連邦(略称 UAE)を構成する国の1つです。国際的には UAE として1つの国なのですが、UAE を構成するドバイ、アブダビなどの7つの国それぞれの権限が強く、独立国に近い面もあります。

金融センター、経済の中心地

アラブ随一かつ世界的な金融センターで、ビジネスフレンドリーな都市と言えます。シンガポールには規模としては遠く及びませんが、中東のシンガポールと呼ばれることもあるようです。

また、ドバイは国際的なハブ空港として有名で、その点でもシンガポールと似ています。

観光地

ドバイはブルジュ・ハリーファを初めとする高層ビルが建ち並ぶ都会であると共に、ビーチや砂漠などもあります。世界中から観光客が訪れる観光地でもあり、お金さえあれば快適に過ごせます。

virtual working programme 概要

さて、そんなドバイのデジタルノマドビザである「virtual working programme」の概要を説明します。

  • 1年間有効
    • 1年後に再申請可能
  • 月5,000ドル(約55万円)の収入が必要
  • 申請費用は、全て合わせて611ドル(約6万7千円)
  • 6ヶ月連続でドバイを離れるとビザは無効になる
  • 銀行口座の開設可能
  • 家族の同行は今のところ不可の模様

詳細は以下のページをご参照下さい。

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